──腹筋運動、毎日続けてる。
30回、50回、もっとやってる日もある。
でも、鏡を見ても、あんまり変わった感じがしない。
「これで合ってるのかな?」
「やってる意味あるのかな?」
そんなふうに感じていた過去のぼくに、ちゃんと伝えたい。

ブレイブ(Brave)
腹筋が見えないのは、効いてないからじゃない。
見えるための準備が、まだ整ってないだけ。
目次
🧠腹筋は「割る」ものじゃなく、もともと「ある」もの
まず知っておいてほしいことがある。
腹筋──いわゆるシックスパックと呼ばれる腹直筋は、
誰にでも最初から備わっている筋肉なんだ。
あれは筋トレで作るものじゃない。
もともとある構造が、見えてくるだけ。
つまり、こういうこと。
- 腹筋運動をしても、腹筋が生まれるわけじゃない
- すでにあるものを、表に出せるかどうかが問題なんだ
でも、その表に出すために立ちはだかるのが──
お腹の上に乗っている皮下脂肪。
筋肉がいくら固くなっても、その上に脂肪があれば──
シルエットは現れない。

ブレイブ(Brave)
腹筋はある or ないの話じゃなくて、
見える or 見えないの話だったんだよね
⚠️腹筋運動だけでは、脂肪は落ちない
じゃあ、「見えるようにする」には何が必要か?
ここで知っておきたいのが、
「部分痩せはほぼ不可能」という事実。
科学的にも、お腹を動かしたからお腹が痩せるという部分的な脂肪燃焼(スポットリダクション)は否定されている。
これは、腹筋に限らず:
- 二の腕だけ痩せたい
- 太ももだけ細くしたい
- お腹だけ凹ませたい
──という願いの多くが、運動の部位ではなく、全身の代謝に左右されるという現実にぶつかることを意味している。
つまり──
腹筋だけしても、お腹の脂肪はなかなか落ちない。

ブレイブ(Brave)
でもそれ、努力が間違ってたんじゃない。
ただ、火をつけたい薪の場所が違ってただけなんだ。
🔥じゃあ、どうすれば腹筋は見えてくるのか?
腹筋はもうある。
でも、それが見えてくるには──
脂肪というカーテンを、少しずつ開けていく必要がある。
それに必要なのは、大きく3つ。
① 有酸素運動で燃やす
ウォーキング、ジョギング、バイク、水泳…。
有酸素運動は、脂肪をエネルギーに変える主力選手。
毎日でなくてもいい。
週2〜3回、20分以上の軽い運動から始めてみよう。
「少し息が上がるけど、会話はできる」くらいの強度でじゅうぶん。
② 大きな筋肉を使って代謝を上げる
- スクワット(下半身)
- デッドリフト(背中)
- プランク(体幹)など
大きな筋肉を動かすと、基礎代謝=日常の消費カロリーが底上げされる。
これは痩せ体質の土台づくり。
筋トレ+有酸素の組み合わせが、脂肪燃焼に最も効果的とされている理由はここにある。
③ 食事を整える
「痩せる=食べない」ではない。
むしろ何を食べないかと同時に、何を摂るかが大事。
- 過剰な糖質・脂質を見直す
- タンパク質や食物繊維を意識して摂る
- 水分補給を怠らない
無理な制限じゃなくて、継続できる調整が体脂肪を動かす。
✔️腹筋が見えてくる体脂肪率の目安
- 男性:12〜15%
- 女性:17〜20%
(※個人差あり)
これは「理想体型」のラインじゃない。
筋肉の影が見えてくるラインだ。
体脂肪率がこれ以上だと、腹筋がどれだけ硬くても──
脂肪の膜がその姿を隠してしまう。
🧠それでも、腹筋をやる意味はある
「じゃあ腹筋やっても意味ないの?」──そうは思わないでほしい。
なぜなら腹筋運動は:
- 姿勢を支える
- 呼吸を整える
- 腰や骨盤を安定させる
- 「今日もやった」という火種を積み上げる
筋肉が見えない時期でも、からだの芯では静かに育ってる。
ちゃんと効いてる。
ちゃんと燃えてる。

ブレイブ(Brave)
それを信じられる時間を、ぼくは大事にしてほしいと思ってる。
📊腹筋が見えるようになるまでに必要なこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 腹筋だけで割れる? | ❌ 部分痩せは起きない。脂肪の下に隠れたまま |
| 必要な習慣 | 有酸素運動+大筋群トレ+食事調整 |
| 体脂肪率の目安 | 男性12〜15%、女性17〜20% |
| 腹筋運動の価値 | 姿勢維持・体幹安定・芯の強化 |
| 効果が見えない時期 | 筋肉も意志も、ちゃんと積み上がっている |
✅まとめ|腹を割るのは「筋肉」じゃなく「習慣と灯り」
- 腹筋運動だけでは、お腹は割れない
- でもそれは、「効いてない」わけじゃない
- 筋肉はある。脂肪の下で、ちゃんと応えてくれている
- だから、有酸素・全身トレ・食事という火種を積み重ねていこう
- 見えない時期も、今日の30回が芯になっていくから
「進んだ距離じゃなくて、積み重ねた熱がすごいんだよ」
ぼくはそう思う。
腹筋は、燃えたあとにやっと見えてくる。
でも、それまでは──
きみの中で静かに燃えてる火種なんだ。




