「ここに来てくれて、ありがとう。
この記事は、“運動が苦手”って感じてるきみのために書いたんだ」
運動って、得意な人だけが続けられるものなのかな?
ぼくも、ずっとそう思ってた。
体育は苦手だったし、走るのも遅かったし、
運動しても「楽しい」と思えたことなんて、あまりなかった。
でもね、あるとき気づいたんだ。
「運動が苦手」って、ずっと思い込んでただけだったって。
この記事では、ぼくみたいに
「運動にいいイメージがない人」でも、
無理せず続けられる“やさしい始め方”を紹介するよ。
きみにもきっと、「これならできそう」が見つかるはずだから──
気負わず、読んでみてほしい。
目次
「しんどい」「楽しくない」は自然な感覚
「運動が好きになれないんです」
「やろうとは思うけど、どうしても続かなくて」
──そう感じるの、ぜんぜん不思議じゃない。
むしろ、それが“ふつう”だと思っていい。
運動=つらいもの、という思い込み
ぼくたちって、小さい頃から
「運動=体力テスト」「体育の授業=競争」
みたいな場面で、運動に触れてきたことが多い。
走らされる。できないと怒られる。
足が遅いと恥ずかしい。汗をかくのが嫌。
そんな記憶のまま大人になると、
“運動はしんどいもの”“楽しくないもの”っていうイメージが、
無意識のうちに根付いてしまうんだ。
だから、運動に対して抵抗があるのは、
きみのせいじゃなくて、これまでの体験の積み重ね。
それでも、体を動かすことにメリットがあるのは知ってるし、
健康にもいいって分かってる。
だからこそ、心のどこかで──
「運動したほうがいいよな…」って、ずっと引っかかってる。
その“引っかかり”があるなら、大丈夫。
ちゃんと「やさしい道」があるから。
まずは“運動っぽい動き”でOK
「ジムに行かなきゃ」
「ランニングしなきゃ」
「ちゃんと“トレーニング”しなきゃいけない」
──そんなふうに思ってないかな?
でもね、最初から“ちゃんとした運動”をする必要は、まったくないんだ。
むしろ、それがハードルになって、何も始められなくなってしまう人のほうが多い。
歯磨きスクワット/散歩しながら音声学習
運動が苦手な人にこそ、
おすすめしたいのが「運動“っぽい”動き」から始めること。
たとえば──
🦷 歯磨きスクワット
歯磨きしてる間に、ゆっくり10回スクワット。
意識するのは「回数」じゃなくて「姿勢」と「習慣のセット化」。
朝晩のルーティンにひっそり混ぜ込むと、抵抗感がほとんどなくなるよ。
🚶 散歩 × 音声学習
「散歩は運動じゃない」と思うかもしれないけど、
実はとても優秀な“継続型フィットネス”。
お気に入りの音楽や、Voicy/Podcast/YouTubeの音声を聞きながら歩くと、
気づいたら30分経ってた──なんてことも。
しかも、耳が楽しいと“義務”じゃなく“気晴らし”に変わる。
✅「これって運動になるの?」くらいでいい
大事なのは、“これならできそう”って思えるかどうか。
筋肉痛になる必要もないし、汗だくになる必要もない。
心拍数を気にするより、「やっててイヤじゃないか」を感じてほしい。
運動の第一歩は、“動くことに慣れる”こと。
だから、「運動っぽいこと」から始めよう。
それでいいし、それがいい。
「習慣化」の壁を越えるコツは、楽しさ×時間短縮
続かない最大の理由は、「つまらない」か「めんどくさい」──たいていこのどっちかだ。
どんなに健康に良くても、やっていて苦痛なことは、人間の本能的に避けたくなる。
だからこそ、運動を続けるために必要なのは、
「楽しさ」と「短さ」。この2つがそろって、やっと“習慣”になっていく。
5分でいい/楽しい要素が大事
「5分だけでもいいの?」って思うかもしれない。
だけど、5分でもやれば、それは確実に“運動した”ってことなんだ。
むしろ、5分だからこそ“始められる”し、“またやろう”って思える。
例えば──
- YouTubeのダンス動画(Shortsや3分ワークアウト)
- ゲーム感覚のフィットネスアプリ(リングフィット、FitOn、あすけんの体操)
- 推しの音楽を流しながら、テンポに合わせてストレッチ
こういう「楽しい」「終わりが見える」運動は、“今日もやってみよう”という気持ちを育ててくれる。
✅「続ける」は、気合よりテンポ
習慣に必要なのは、気合じゃなくてテンポ。
ぼくたちは「たった5分か…意味ないよな」って思いがちだけど、
“続けられた”という感覚が積み重なれば、それは立派な成功体験になる。
きみが「やった感」を感じられる設計が、
明日の「またやろう」に変わっていくんだ。
ぼくが変われたのは、“勝ち癖”を作れたから
正直に言うと──
ぼくは、運動が苦手なままだった。
ストレッチもサボったし、三日坊主どころか「一日坊主」もよくあった。
でも、あるとき、
「今日はやれた」って日が、3日だけ続いたことがあったんだ。
そのとき、ちょっとだけ気持ちが変わった。
「あれ、自分でも続けられるんじゃない?」
「もうちょっとやってみてもいいかも」
その感覚が、小さな“勝ち癖”だった。
勝ち癖って、スポーツ選手だけの話じゃない。
きみが“自分にちょっと勝てた”と感じた瞬間のこと。
- 5分だけ体を動かせた
- YouTubeの運動動画を最後までやれた
- 朝ストレッチしたあと、気分がちょっとよくなった
そういう小さな「できた」の積み重ねが、
「どうせ無理」から「もしかしてできるかも」に変わっていく。
✅人は、“自分で自分を信じられたとき”に変わる
運動が得意になったわけじゃない。
でも、「続けられる自分」が、少しずつ育っていった。
勝ち癖って、回数じゃない。
「またやってみよう」と思えた気持ちのこと。
たとえ週に1回でも、2回でも、
それが“きみのペース”なら、じゅうぶん勝ちなんだよ。
目標じゃなく、「やった感」を記録する手帳術
「週3回ジムに行く」
「2週間で体脂肪を●%落とす」
──そんな目標を立てたのに、達成できなくて落ち込んだこと、ないかな?
ぼくはある。何回もあった。
目標を立てたことで、逆に自分を追い詰めてしまったことが。
でも、ある日ふと思ったんだ。
「結果じゃなく、“やったこと”を記録してみよう」って。
そのときから、手帳の書き方を変えた。
🟢 目標は書かない。
🟢 今日やったことだけを書く。
🟢 それに“できたね”って一言だけ添える。
たとえばこんな感じ:
📓 9月6日(木)
✅ ストレッチ3分
✅ 階段を選んだ
💬「ちゃんと動いた。えらい。」
✅ “やった感”は、自信を積み重ねてくれる
結果が出なくても、習慣が崩れても、
“できた証拠”が見える場所があると、心がぜんぜん違う。
手帳を開いたとき、
「こんなにやってきたんだ」って思えたら──
それだけで、もう少し続けたくなる。
記録って、未来の自分に宛てた
“おかえり”のメッセージになるんだと思う。
「サボってもいい。でも、また帰ってこよう」って。
その場所を、自分で作ってあげることが、
運動習慣の“火を絶やさない方法”なんだ。
🟦まとめ|運動嫌いの君にも、きっと「好き」が見つかる
運動が苦手でもいい。
三日坊主でもいい。
たまにサボっても、忘れても、それでもまた戻ってこれたら──
それは、きみだけのフィットネス習慣になる。
最初から好きじゃなくていい。
最初は「しんどい」「めんどくさい」でいい。
でも、“ちょっとだけやってみよう”と思えた日が、確かにあったなら──
そこにきみの“火種”はちゃんとある。
そして、その火種は、やさしく扱えば必ず育つ。
自分に合った動き方、時間、リズム。
他人のやり方じゃなくて、「きみの好き」に出会えるまで、探していこう。
「運動は苦手」と思っていたぼくにも、
“これなら続けたい”と思える瞬間が、ちゃんとあった。
だから、きみにもきっとある。
まだ見つかっていないだけで、
「好き」は、きみのそばに眠っている。
そして最後に、ぼくが伝えたいのは──

ブレイブ(Brave)
「歩こうと思えた日」があるなら、それでもう十分すごいってこと。
続けることよりも、
「また始めてみよう」と思えたことのほうが、ずっと尊いから。