こんにちは、ブレイブです。
脱毛に関する情報を調べていると、「びまん性脱毛症」「FAGA」「AGA」など、難しそうな言葉が次々に出てきて、不安になってしまうこと、ありませんか?
「どれが自分の状態に当てはまるの?」「言葉が増えるたびに、何を信じていいか分からなくなる……」そんな戸惑いを感じている方も多いはずです。
ぼく自身も、「専門用語が増えるとよく分からなくなるな」と思うこと、よくあります。でも大丈夫。ひとつずつ、わかりやすく整理していきましょう。
今回は、「びまん性脱毛症」と「FAGA(女性男性型脱毛症)」の違いについて、やさしく、丁寧に解説していきます。
目次
まず知っておきたい両者の共通点と違い
「びまん性脱毛症」と「FAGA」は、どちらも“女性の薄毛”として語られることが多い脱毛タイプです。
共通点は、髪が全体的にボリュームダウンしていく“びまん性”の脱毛が起こる点。つまり、ある日急にごっそり抜けるというよりは、「なんとなく全体的に薄くなってきた……」と感じるのが特徴です。
では、どこが違うのでしょうか?──実は、原因や診断の定義に違いがあります。
「びまん性脱毛症」は“症状の呼び方”に近く、医師の間では「全体的に脱毛が進んでいる状態」を指します。一方「FAGA」は“原因や進行タイプ”に焦点を当てた名前で、女性のホルモンバランスの変化が関与する、慢性的な進行型の脱毛症と定義されています。
症状の出方の違い(範囲・進行スピード)
びまん性脱毛症は、その名の通り「びまん=広がる」性質があり、頭部全体にじわじわと広がるように髪のボリュームが減っていきます。特に「トップのボリュームが出にくくなった」「分け目が目立つようになった」という方に多いタイプです。
一方でFAGAは、分け目や頭頂部を中心に目立ってくるのが特徴的です。前髪や生え際は比較的保たれる一方で、「てっぺんが透けて見える」ような症状が徐々に強くなります。
進行スピードにも違いがあります。びまん性脱毛症は一時的な体調不良やストレスでも起こりやすく、急激に抜け毛が増える場合もあります。それに対してFAGAは、ゆっくりと、でも確実に薄毛が進行する慢性型です。
原因の違いと重なり(ホルモン・年齢)
びまん性脱毛症の原因は、ストレス・栄養不足・睡眠の質・ホルモンバランスの乱れなど、一時的な生活習慣の乱れや、加齢に伴う体調変化が重なって起きることが多いです。
FAGAの場合は、加齢とともに女性ホルモン(エストロゲン)が減少することが主な要因となります。女性ホルモンには、髪の成長を支える働きがありますが、40代〜50代を境に減っていくため、それに伴って毛髪が細くなり、ボリュームが減るのです。
ただし、ここが少しややこしいところで、FAGAもびまん性の症状をとることが多く、びまん性脱毛症とFAGAは診断上重なる部分があるのです。だからこそ混乱しやすいんですね。
治療の選び方|どちらにも有効なアプローチとは?
まず知っておきたいのは、「びまん性脱毛症」と「FAGA」は、治療アプローチの一部が共通しているということです。
たとえば──
- 女性用スカルプシャンプーや育毛剤:どちらのタイプでも、頭皮環境を整えたり、毛根の栄養を補ったりするケアは大切です。
- 栄養バランスの見直し:鉄分・亜鉛・ビタミンB群など、髪の材料となる栄養素を補うことも共通して重要です。
- FAGA治療薬(スピロノラクトンやミノキシジル):FAGAと診断された場合は、医師の判断のもとで処方薬や外用薬の使用が検討されます。
びまん性脱毛症の場合は、生活習慣の見直しや、ストレスケアによって自然に改善するケースもありますが、FAGAは自然に治ることは少なく、早めのケアが必要です。
まとめ|「違いを知ることで、“いまの自分”が見えてくる」
たくさんの名前があふれていると、つい不安になってしまいますよね。でも、名前や分類にはちゃんと意味があり、「あなたの髪が、なぜ変化してきたのか?」を知るヒントになります。
ぼくが大事にしたいのは、「今の自分を責めないこと」。
知らなかったことを知ることが、ちゃんと自分の髪を大事にしようとする第一歩になるんです。
もし「私のはどっちなんだろう?」と思ったときは、この記事をそっと読み返してください。
あなたの髪と向き合う時間が、少しでも安心できるものになりますように──
ぼく、ブレイブもそばにいますからね。