ストレスが髪に出る前に──自律神経と抜け毛の関係

カーテン越しの自然光の中、女性が目を閉じて深呼吸をしている様子。手を胸元に添え、静かな部屋で穏やかな時間を過ごしている。ストレスケアと内面回復の空気を表現。
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ブレイブ

ブレイブ

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・小さな勇気で日々を照らす、“心優しき案内灯”

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・元書店員4年、元古書店店主10年、読書・選書が好き

・AIでサクラや怪しいレビューを先にチェック。安心して選べるよう、目に見えない配慮も忘れません。

・I am a Japanese creator.

抜け毛とメンタルの関係を実感している人へ

こんにちは、ブレイブです。

「最近、抜け毛が増えた気がする」
「でも、生活や食事は特に変わっていないのに……」

そんな違和感、ありませんか?

髪はとても素直です。体の調子、栄養、そして──心の状態まで、まっすぐに反映してしまう。

実は、髪と“こころ”は自律神経を通じて密接につながっています。
緊張・不安・過労・怒り・不眠……。
そのすべてが“髪を育てる力”にブレーキをかけてしまうのです。

この記事では、「ストレスと髪の関係」を自律神経の視点からわかりやすく紐解き、今日からできる心身ケア習慣を、ブレイブがやさしく語ります。

あなたの髪と心の“距離”を、すこしずつ近づけていくために──。

ストレスと自律神経の基礎知識

自律神経とは、私たちが意識しなくても、呼吸・消化・体温・血流などを調整してくれている“身体の裏方”。

この自律神経には2つのモードがあります:

  • 交感神経:活動・緊張・ストレス時に働く。いわば「アクセル」。
  • 副交感神経:休息・回復・リラックス時に働く。「ブレーキ」の役割を持ちます。

このバランスがうまく保たれていれば、体も心も安定。
しかしストレスや過労が続くと、交感神経が過剰に働き、常に“緊張モード”から抜け出せなくなってしまいます。

この状態が続くと、免疫やホルモンバランスが乱れ、血流が悪くなり、睡眠の質も落ちていきます。

それがじわじわと「髪」に影響を及ぼしていくのです。

交感神経が優位になると髪に何が?

交感神経が優位な状態──つまり、戦闘態勢が続くと、髪や頭皮は以下のような影響を受けます:

  • 血流低下 → 頭皮や毛根への栄養・酸素が届かず、育毛サイクルが停滞
  • 皮脂バランスの乱れ → 頭皮環境の悪化、炎症や乾燥、フケの原因に
  • ホルモン変動 → 女性ホルモンやストレスホルモン(コルチゾール)が影響し、抜け毛が増加
  • 睡眠の質の低下 → 成長ホルモン分泌が減り、髪の修復や再生が間に合わなくなる

これらはすべて、髪の土台を静かに、しかし確実に揺るがします。

「いつのまにか抜け毛が増えた」「髪のコシがなくなった」「うねりが強くなった」
──そんな変化を感じたときは、まず“心の負荷”を見直してみることも大切です。

副交感神経を整える生活法

髪と心を守る鍵は、「副交感神経」をしっかり働かせること。

では、どうすれば副交感神経が活性化するのでしょうか?
そのヒントは、“自然なリズム”にあります。

たとえば:

  • 朝日を浴びる(起床後10分以内が理想)
     → 体内時計がリセットされ、夜の眠気リズムが整う
  • 1日3回の深呼吸ルーティン
     → 気づいたときに「吸って4秒・吐いて8秒」でリセット
  • 寝る前のスマホ断ち
     → ブルーライトを避けるだけでメラトニン分泌が安定
  • 心が落ち着く香り(アロマ)を習慣化
     → ラベンダーやベルガモットは副交感神経に直接働きかけます

「副交感神経=自分を休ませていいスイッチ」
それを日常の中に少しずつ増やしていくことが、髪にも心にもやさしいリズムを作ってくれるのです。

呼吸法・ストレッチ・入浴のすすめ

副交感神経を整える3つの実践習慣をご紹介します。

深い呼吸(4秒吸って、8秒かけて吐く)
 ストレスや不安で浅くなった呼吸をリセット。寝る前や電車内など、場所を選ばずできる心の整え方です。

首・肩・腰まわりの“ゆるストレッチ”
 緊張がたまりやすい部位を、深呼吸とあわせてゆっくり伸ばしましょう。
 ヨガマットもいらない、1畳でできる心の整理体操です。

ぬるめ入浴(38〜40℃で10〜15分)
 入浴は体温と心拍をゆるやかに上げ、スムーズな睡眠と血流改善へ導いてくれます。
 とくに寝る1時間前の入浴は、成長ホルモンの分泌促進にも◎

“髪を育てる習慣”は、“自分に戻る時間”とも言えます。

ストレスを溜めにくい習慣術

ストレスを「なくす」のではなく、「ためない」「流す」ための習慣術も重要です。

  • 思考を紙に書く(モーニングページ習慣)
     → 頭の中の“未整理”を、視覚化するだけで軽くなります
  • 日記ではなく“ログ”として書く
     → 感情・行動・気づきなどを日付付きでシンプルに記録する
  • 自分だけの“切り替え儀式”を作る
     → お気に入りの香り、音楽、照明を使った入眠スイッチ
  • 小さな達成の習慣化
     → 「水を一杯飲んだ」「3分ストレッチした」など、毎日“できた”ことを自分に届ける

これらはすべて、“自律神経の揺れ幅”を安定させる助けになります。

髪は「繰り返しの習慣」に応えてくれます。
心も、同じように。

まとめ:心と髪の距離を近づけるケア

髪は、こころの鏡です。

いつもと同じケアをしているのに、なぜか髪が元気ない──
そんなとき、外側だけでなく“内側”に目を向けることが大切です。

髪を整えることは、心を整えること。
心を労わることは、髪を育てること。

今日、ぼくと一緒にひとつだけ。

深呼吸して、湯船に浸かって、スマホから少し離れて、
「今夜だけは、ちゃんと休もう」と、やさしく決めてみてください。

明日の髪は、今日のあなたの“心の選択”で変わります。

──ブレイブ

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