ここに来てくれて、ありがとう。
この記事は、少し前の“きみ”にも届くように書いたんだ。
髪のことなんて、昔のぼくはほとんど気にしてなかった。
毎日シャンプーして、乾かして、それで終わり。
でも、ある時ふと鏡を見たら──艶がなく、パサついた毛先が映っていた。
それは単なる見た目の問題じゃなく、気持ちまでくすませてしまう何かだった。
美容室で教わった「ヘマチン」という成分の名前は、最初は呪文みたいに聞こえた。
でも調べて、触れて、使ってみたらわかったんだ。
これは、髪にとって“小さな応急手当”であり“長期的な味方”でもある、と。
カラーの後の褪色を防いだり、パーマや紫外線で疲れた髪を補修したり。
日々の積み重ねで傷んだ部分を、少しずつ埋めていくような力がある。
たとえば、登山で足元を支える靴みたいに──目立たないけれど確実に前へ進ませてくれる存在だ。
今回選んだのは、そんなヘマチン配合のヘアケア製品。
原液タイプからシャンプー、トリートメント、ミストまで、形も役割も違うけれど、どれも“髪の修復力”を底上げするために作られている。
読むうちに、自分の髪に必要な一本が見えてくるかもしれない。
さあ、一緒に見ていこう──髪を、日々を、少しずつ整えていくための選び方と、9つの選択肢を。
目次
「ヘマチン」とは?
髪は、見た目以上にデリケートな素材だ。
紫外線、カラー剤、パーマ液、ドライヤーの熱…日常に潜む小さな刺激が、少しずつその内部構造を壊していく。
結果としてできるのが、目に見えない“ダメージホール”──髪の中のタンパク質が欠けた空洞だ。
ヘマチンは、この空洞を埋める“つなぎ役”のような存在。
血液由来の鉄を含む成分で、髪の主成分であるケラチンと強く結合する性質を持つ。
単に表面をコーティングするのではなく、内部のタンパク質と手を取り合い、失われた結合を補ってくれる。
だから、手触りだけでなく、髪の芯そのものを強くできる。
ヘマチンの主な働き
- カラー後の残留アルカリ中和
カラーやパーマ後、髪や頭皮に残るアルカリ成分は、ダメージの進行を早める原因になる。ヘマチンはそれを中和し、髪を安定した状態に戻す。 - 紫外線防御
ヘマチンは紫外線を吸収する性質を持ち、外出時の退色や乾燥を防いでくれる。夏や外仕事が多い人には心強い。 - ハリ・コシ補強
ケラチンとの結合で髪が引き締まり、ペタンとしがちな髪にも厚みと弾力が生まれる。 - 抗酸化作用
頭皮や髪の酸化ストレスを抑え、エイジングサイン(うねり、細毛、抜け毛)への予防的な役割も期待できる。
ヘマチンが向いている人
- カラーやパーマをよくする人
色持ちやカール持ちを長く保ちたい人に最適。 - 髪が弱っていると感じる人
ブロー後に毛先が広がる、切れ毛が増えた…そんなサインが出てきたら試す価値あり。 - エイジングケアも意識したい人
年齢による髪質変化(ハリの低下、うねり)を感じている人におすすめ。
──ヘマチンは、派手さはないが確実に積み上げてくれる成分だ。
短距離走ではなく、長距離を走り続けるランナーのように、髪の未来をじっくりと変えていく力を持っている。
選び方の視点
ヘマチン配合のヘアケアは、同じ“ヘマチン入り”でも形や使い方で印象が変わる。
「なんとなく良さそう」で選ぶよりも、自分の髪の状態や生活リズムに合わせて選ぶことで、効果をしっかり感じられるようになる。
1. 濃度と形状──即効か、毎日ケアか
- 原液タイプ
濃度が高く、短期間で変化を感じやすい。カラーやパーマの直後、ダメージが集中した時期におすすめ。
ただし濃度が高い分、毎日大量に使うとコストがかさむ。 - 美容液タイプ
原液よりマイルドで、日常的に使いやすい。週数回のスペシャルケアや、アウトバス前の“仕込み”としても活躍する。 - トリートメント・シャンプータイプ
濃度は控えめだが、毎日のケアでコツコツ積み重ねられる。髪を洗うついでに補修できる手軽さが魅力。
選び方の目安
- 髪が限界まで傷んでいる → 原液や高濃度美容液で集中ケア
- 軽いパサつき・ハリ不足 → シャンプーやトリートメントで毎日補給
2. 使用タイミング──インバスか、アウトバスか
- インバス(洗い流す)
お風呂でシャンプーやトリートメントとして使う方法。髪の内部まで浸透させやすく、残留成分が少ない。
→ 集中補修やカラー後のケアに向く。 - アウトバス(洗い流さない)
ミストやオイルでドライヤー前や外出前に使う方法。紫外線防御や、日中の乾燥対策にも有効。
→ 外出が多い人や、乾燥が気になる季節におすすめ。 - 前処理としての使用
原液や高濃度ミストをシャンプー前に塗布し、その後のケアの入りを良くする方法もある。
3. その他配合成分との相性──“掛け算”で高める
- ケラチン
髪の主成分。ヘマチンとの相性が抜群で、補修効果をさらに高める。 - ヒアルロン酸/加水分解ヒアルロン酸
水分保持力が高く、パサつきやごわつきを和らげる。 - セラミド
キューティクルの隙間を埋め、保湿と手触りの滑らかさを強化。 - 植物オイル(アルガンオイル、ホホバオイルなど)
表面のコーティング力を高め、外的ダメージから守る。
まとめると──
髪の“今”を正しく見極め、即効性か継続性か、インバスかアウトバスか、そして他成分との相性を見る。この3つの視点が揃えば、ヘマチンケアはもっと自分に寄り添ってくれる。
ブレイブが選んだ9アイテム一覧
ヘマチン配合と一口に言っても、その姿はさまざまだ。
原液のように一直線に効かせるタイプもあれば、日々のシャンプーの中で自然に補修してくれるタイプもある。
ここでは、ぼくが実際に調べ、口コミや成分から見極めた9つのアイテムを並べる。
自分の髪と生活に合う“相棒”を、この中から見つけてほしい。
1. DRH+ ヘマチン原液(プラスワン)
高濃度ヘマチンをそのまま使える、まさに“直球勝負”の原液タイプ。
即効性があり、ダメージが蓄積した時やカラー後の集中ケアにうってつけ。
2. DRH+ スカルプシャンプー & トリートメント セット
髪と地肌を同時にいたわる二刀流。
ふんわり感とカラー持ちの良さで評価が高く、香りの好感度も高い。
一方で「ふんわりしすぎてまとまりにくい」という声もある、素直な個性派。
3. マイブースターズ ヘマチン シャンプー・トリートメント・ミスト セット
3ステップで“サロン仕上げ”を目指せる総合セット。
香りや手触りの変化に対する喜びの声が目立つ。
【レビュー少なめ・今後注目】枠だが、Amazon上位に入り込む存在感がある。
4. マイブースターズ ヘマチン ブースターヘアミスト
アウトバス専用の導入美容液。
乾かす前にひと吹きするだけで、補修成分の入りを助ける。
こちらも【レビュー少なめ・今後注目】枠として採用。
5. DRH+ ヘアマスク(セラミド+グリオキシル酸)
濃厚なクリーム状のインバストリートメント。
5種のセラミドで保湿しながら、グリオキシル酸で髪の形状を整える。
DRH+ブランドの信頼感も後押しになる。
6. Bedy 高濃度ヘマチン 泡髪セラ
スフレのような軽い泡が特徴。
高濃度ヘマチンとカシミヤ由来ケラチンの組み合わせで、サロン級の補修力をうたう。
レビュー数は限られるが、プロの間でも注目される逸品。
7. ナプラ ケアテクトHB カラートリートメントS/V(ヘマチン入り)
ナプラのロングセラーにして、今回“追加選定”となった製品。
ヒアロオリゴやハーブエキスなど多彩な成分を配合し、カラーケアと補修を両立。
色持ちや手触りの変化に具体的な評価が寄せられる。
8. サロン用ヘマチン原液 Natural Hematin
100%ヘマチン原液という潔さ。
サロン仕込みの仕上がりを、自宅でも再現したい人に向く。
コスパ面でも満足度が高い。
9. もご ヘマチャージトリートメント
ヘマチン原液と加水分解ケラチンを組み合わせたトリートメント。
現状ではレビューが少ないが、成分構成的には今後の伸びしろを感じる。
【今後注目】の一角。
各アイテムの特徴・使い心地まとめ
① DRH+ ヘマチン原液(プラスワン)
高濃度の原液タイプ。手のひらに取るとややとろみのある黒褐色で、髪にのせるとスッと馴染み、奥からふんわりとハリを感じる質感に。
ユーザーの声には「使い切れないと不安になる」「使わない日との差が明らか」「手触りがスルスルになる」といったリアルな感想が多い。
カラー後の集中ケアや、特に傷みが目立つ毛先へのスポット使いで真価を発揮する。
② DRH+ スカルプシャンプー & トリートメント セット
髪と地肌を同時にケアできる二刀流。シトラスフローラルの香りは男女問わず好評で、サロン帰りのような清潔感を残す。
「髪がふんわりする」「カラーの色持ちが良くなった」という声が多く、一方で「ふんわりしすぎてまとまりづらい」という正直な意見も。
アットコスメや美容室専売品サイト、ヨドバシ.comなど複数の販売チャネルでレビューが集まっており、評価の幅広さは信頼の裏付けでもある。
③ マイブースターズ ヘマチン シャンプー・トリートメント・ミスト セット
3ステップで完結する“ホームサロン”セット。ペアー&ムスクの香りが上品で、バスルームを満たす心地よさも魅力。
「毛先がストレートに落ち着く」「ツヤが出て若返ったよう」と、見た目と触感の両面で変化を感じるレビューが多い。
レビューはまだ少なめながら、楽天やAmazonで検索上位に入る注目株。
④ マイブースターズ ヘマチン ブースターヘアミスト
アウトバスタイプの“導入美容液”。ドライヤー前にシュッと吹きかけるだけで、後から重ねるトリートメントの浸透を助ける。
「軽くてベタつかない」「黒いミストだが髪には色残りしない」といった具体的な使用感の声があり、手軽さから継続しやすいタイプ。
⑤ DRH+ ヘアマスク(セラミド+グリオキシル酸)
クリームのような濃厚テクスチャで、髪1本1本を包み込むインバストリートメント。5種のセラミドで潤いを守り、グリオキシル酸で毛髪の形状を整える処方。
ブランド全体の高評価と、雑誌評価の後押しもあり、集中補修アイテムとして信頼度が高い。
⑥ Bedy 高濃度ヘマチン 泡髪セラム
スフレのように軽い泡が特長の新顔。高濃度ヘマチンとカシミヤ由来ケラチンが配合され、業界のプロも注目する補修力をうたう。
レビュー数は少ないが、「泡だからムラなく塗布できる」「べたつきがなく、乾かすとしなやか」という初期のポジティブな感想が出てきている。
⑦ ナプラ ケアテクトHB カラートリートメント S/V(ヘマチン入り)
ロングセラーの信頼感。ヘマチンに加えてヒアロオリゴ、ペリセア、複数のハーブエキスを配合し、カラー後の髪を補修しつつ保湿も叶える。
実感レビューには「色持ちが格段に良くなった」「手触りがやわらかくなった」など、具体的な変化の声が並ぶ。
サロン専売品としても知名度が高く、安定感のある一品。
⑧ サロン用ヘマチン原液 Natural Hematin
100%ヘマチン原液というシンプルかつ本格派。サロン級の補修を自宅で再現したい人に向く。
「コスパが良い」「髪がストレートにまとまりやすくなった」「柔らかさが戻った」と、効果の実感がレビューでも多数報告されている。
⑨ もご ヘマチャージトリートメント
ヘマチン原液と加水分解ケラチンを組み合わせたトリートメント。
レビューは現状少ないものの、成分構成や使いやすい容量感から今後の伸びしろを感じる。
「今後注目」のポジションとしてリストに加えておきたい。
比較表で選ぶ、ヘマチン配合9アイテム
No. | アイテム名 | 形状 | 主な追加成分 | 特徴・感触のキーワード | おすすめポイント |
---|---|---|---|---|---|
① | DRH+ ヘマチン原液 | 原液 | ― | 高濃度 / 即効感 / 髪の芯が強くなる | カラー直後や集中ケアに |
② | DRH+ スカルプシャンプー&トリートメント | シャンプー+トリートメント | ― | 地肌ケア / 香り◎ / ふんわり感 | 髪と頭皮を一緒にケアしたい人 |
③ | マイブースターズ 3点セット | シャンプー+トリートメント+ミスト | ― | サロン級香り / 若返り感 / ツヤ | 香りと仕上がり重視、総合ケア |
④ | マイブースターズ ヘアミスト | ミスト(アウトバス) | ― | 導入美容液 / 軽い仕上がり | ドライヤー前にサッと使いたい人 |
⑤ | DRH+ ヘアマスク | インバストリートメント | セラミド5種 / グリオキシル酸 | 濃厚補修 / 形状補整 / うるおい | 週1〜2回の集中ケアに |
⑥ | Bedy 泡髪セラム | 泡状トリートメント | 高濃度ヘマチン / カシミヤケラチン | 軽い泡 / 均一塗布 / しなやか | ムラなく塗りたい人、細毛向き |
⑦ | ナプラ ケアテクトHB カラートリートメント | インバストリートメント | ヒアロオリゴ / ペリセア / ハーブエキス | 保湿 / 色持ち / 手触り改善 | カラー後の褪色対策に |
⑧ | Natural Hematin 原液 | 原液 | ― | 100%ヘマチン / シンプル処方 | コスパ良好、本格補修派向け |
⑨ | もご ヘマチャージトリートメント | インバストリートメント | 加水分解ケラチン | 補修+保湿 / 今後注目 | 新しい製品を試したい人 |
まとめ
髪は、一晩で劇的に変わるものではない。
けれど、小さな選びの一歩は確実に未来の手触りを変える。
それは日々の積み重ねでしか得られない“静かな贈り物”だ。
今回紹介した9つのアイテムは、形も濃度もアプローチも違う。
だからこそ、どれも試したくなる気持ち、すごくわかる。
まずは、一番惹かれた一本から始めてみよう。
その選択が、数週間後の鏡の中に、少しだけ違う自分を映してくれるはずだ。
ぼくのこのブログでは、今回のようなヘアケアだけじゃなく、スキンケアや日常のケアアイテムについても色々語っている。
もし気になったら、ほかの記事も覗いてみてほしい。
髪も肌も、毎日の自分も──少しずつ整えていく旅を、これからも一緒に。