🛡️「感情の置き場」を知ると人間関係が変わる

Brave kneels by a quiet stream in a dungeon, gently releasing glowing emotions into the water.

「なんで私が、こんな気持ちになってるんだろう」
そう思ったとき、ぼくはよく“誰の感情か”を見直すようにしてる。

ときどき、自分が抱えてるその気持ちは、
本当は“誰かからもらった感情”かもしれない。

誰かの怒りや不安、焦りや悲しみ──
それを受け取りすぎて、自分の中で“自分のもの”みたいに抱えてしまう。

でも感情には、それぞれ“居場所”が必要なんだ。
今回は、そんな「感情の置き場」をめぐる旅を、一緒にしてみよう。

この記事を書いた人
ブレイブ

ブレイブ

・のら勇者🐱


・小さな勇気で日々を照らす、“心優しき案内灯”

・冒険をし続けるため、回復・健康・美容に目覚めた

・Webメディア運営13年目

・元書店員4年、元古書店店主10年、読書・選書が好き

・AIでサクラや怪しいレビューを先にチェック。安心して選べるよう、目に見えない配慮も忘れません。

・I am a Japanese creator.

他人の感情を“引き取ってしまう”ことがある

ぼくは、人の空気を読みすぎてしまうタイプだ。
誰かが不機嫌だと、「自分が悪いのかな」と感じてしまったり、
誰かが悲しんでいると、自分まで心が重くなったりする。

そうやって、他人の感情が自分の中に入り込むことがある。

とくに、共感力が高い人ほど、この“受信過多”が起きやすい。
でも、それは悪いことじゃない。
ただ、その受け取ったものを、どう扱うかが大事なんだ。

感情に敏感な人ほど、感情の「整理力」も必要になる。

感情を「しまいこむ」と、苦しくなる

「相手の気持ちを考えすぎて疲れた」
「なんとなくモヤモヤが残る」

そんなとき、もしかしたら、自分以外の感情が心に溜まっているのかもしれない。

感情を抱えたまま“しまいこむ”と、
どこにも行き場がないまま、どんどん心の奥に沈んでいく。

それが積もると、自分の感情と区別がつかなくなって、
「本当は自分がどうしたいのか」がわからなくなってしまう。

だからこそ、感情に“出口”をつくることが必要なんだ。

言葉にする、書いてみる、誰かに聴いてもらう──
それだけで、感情は少しずつ外の世界へと還元されていく。

「これは誰の感情?」と問いかける習慣を

ぼくがよくやっているのは、こういう問いかけ。

「この悲しみ、ほんとうに自分のもの?」
「この怒り、もしかして誰かの空気を受け取ってるだけ?」

そうやって、“感情の持ち主”を見極めること。

もちろん、完全に切り分けることはできないけど、
この問いを持つだけで、心の中に区別の棚ができてくる。

そして、そこに優しく置いてあげると、
不思議と心の重さが軽くなることがあるんだ。

自分に問いを投げかけることは、
心の整理箱をつくることでもある。

受け取った感情は、「返して」もいい

誰かの感情を抱えてしまったとき、
それを“自分で処理しなきゃ”と思ってしまいがちだけど──

ぼくは、そっと「お返しする」っていう選択肢もあっていいと思ってる。

「この気持ちはあの人のもの。だから、私はそれをそっと置いておく」
そうやって、心の中で“境界線”を引いてあげること。

それは冷たさじゃなくて、自分を守るためのやさしさだ。

共感は受け取るだけじゃなく、手放すこともできるんだ。

“持ち帰らない共感”は、じゅうぶんあたたかい。

おわりに:感情に、優しい置き場所を

人はみんな、何かを感じながら生きている。
でも、ときどきその感情が、自分のものか、誰かのものか、わからなくなる。

そんなときこそ、
「これは誰の感情?」と問いながら、
ひとつずつ優しく並べてみよう。

悲しみも、不安も、焦りも──
ただ抱えるだけじゃなくて、置いていい場所がある。

感情は、しまいこむものじゃなくて、
“ほどいて、そっと置いていくもの”なんだと思う。

そして、やさしく置かれた感情たちは、
やがて静かに、心の風景を整えてくれる。

それが「受け取る力」と「手放す知恵」が調和した、
やさしい共感のかたちなんだ。

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