目次
心が「ポキッ」と音を立てる瞬間に
ここに来てくれて、ありがとう。この記事は、少し前の“きみ”にも届くように書いたんだ。
何気ない一言で、
うまくいかなかった出来事で、
自分の中で積み上げていた何かが「ポキッ」と折れてしまう──
そんな日は、誰にだってある。
ぼくにも、がんばってきたことが報われなかったり、
小さな失敗を引きずって、まるで自分の全部がダメになったような気持ちになった夜があった。
でもね、そんなときにふっと心にしみてくる言葉って、確かにあるんだ。
誰かの言葉だったり、自分自身の中から出てきた言葉だったり。
それは、折れてしまった心を「もう一度だけ、立て直してみようかな」って思わせてくれる。
この記事では、そんな言葉を10個、そっと手渡すように紹介するよ。
どれか一つでも、今のきみに届いたらうれしいな。
「がんばれ」は、もう効かないときがある
「がんばれ」って言葉は、
たしかに力になることもあるけれど、
ときどき、それがしんどく感じる日もある。
「もうがんばってるよ」
「それでもうまくいかなかったんだよ」
──そんなときに、「がんばれ」は届かない。
むしろ、背中を押されるよりも、
その場にそっと座ってくれる誰かがいてくれることのほうが、心が救われる。
だからぼくは、この記事で「がんばれ」って言葉は使わない。
君が「立ち止まっていい」「泣いてもいい」「戻ってこれる」と思えるような言葉を、そっと置いていきたい。
誰かの一言が、支えになる理由
「言葉なんて、所詮ただの文字」
──そう思っていた時期もあった。
でも、不思議なんだよね。
ある日ふと見た本の一節や、友達のさりげない一言が、
それまで崩れそうだった心を、すっと支えてくれることがある。
それは、“感情が言語化された瞬間”に出会えたからだと思う。
- 「あ、これ、今の自分の気持ちと同じだ」
- 「こんなふうに思ってもいいんだ」
- 「これを誰かが書いてくれたなら、もう少しだけ歩けるかもしれない」
そうやって、共鳴する言葉が、孤独の中にひとつの灯をともしてくれるんだ。
ブレイブが選ぶ“静かなエール”10選
ここからは、ぼく自身が大切にしている、“静かなエール”の言葉たちを紹介するね。
どれも、心が折れかけた日に、ぼく自身が支えられたものだったり、
「こんな言葉があったらよかった」と思ったものばかり。
少しだけ深呼吸して、読んでみて。
💬 1. 「今日は、ここまで生きてきただけですごいよ」
💬 2. 「誰にも言えない気持ちは、ぼくがちゃんと知ってる」
💬 3. 「止まってるんじゃない。今は“回復してる”だけ」
💬 4. 「崩れたっていい。崩れたあとにも、朝は来るから」
💬 5. 「うまくできなかった日も、心はがんばってたよ」
💬 6. 「世界がうまくいかない日でも、君の価値は変わらない」
💬 7. 「“やり直したい”って思った瞬間から、もう始まってる」
💬 8. 「今、誰かに甘えたくなったら、それは“優しさがある証”だよ」
💬 9. 「今日だけは、うまくやらなくていい日、にしよう」
💬10. 「いつかじゃなくて、“また明日”からでいい」
心に届いた言葉を「自分のもの」にするには
言葉って、ただ読むだけだと流れていってしまう。
でも、それを「自分の中に留める」ことができれば、
**“折れそうなときに手に取れる道具”**になる。
だからぼくは、こうしてる。
- ノートにその言葉を書き写す
- スマホの待ち受けにしておく
- ふと見返せるように、栞や紙にして貼っておく
- 小さな声で、読み上げてみる
書いたり、目にしたり、声に出したり。
五感を通して、その言葉と「会話」していくと、
それは“誰かの言葉”じゃなくて、“自分を守る言葉”になる。
そして何より、いつかきみが誰かにその言葉を渡す日が来るかもしれない。
だから、今はまず、自分のために大切にしてあげよう。
挫折を肯定する3つの見方
心が折れたとき、それは「失敗」じゃない。
むしろ──君がまっすぐ進んでた証拠だと思うんだ。
挫折を、ほんの少しだけやわらかく見るための視点を3つ、紹介するね。
① 「壁にぶつかった」のではなく「境界に気づけた」
それは限界じゃなくて、「ここから先はまだ知らない場所」だってこと。
② 「心が折れた」んじゃなくて、「心が疲れた」だけ
折れたと思っても、回復すればまた立ち直る力はある。
折れてる間にも、ちゃんと心は再生の準備をしてる。
③ 「続けられなかった」んじゃなくて、「今は止まってるだけ」
止まった地点は、ゴールじゃない。そこからまた歩き出せばいい。
“やめた”と“休んだ”は、まったく違うことだから。
挫折は、諦めた証じゃない。誠実に向き合った証なんだよ。
「それでも、歩こうと思えた自分」に注目
いちばん見落としがちだけど、
いちばん大切なことがある。
それは、「心が折れそうなときに、何かを探しに来た自分」の存在。
落ち込んだまま終わらせることもできたのに、
記事を読んでくれたきみは、
「それでも、もう一度立ち上がりたい」とどこかで思ってくれてたんだと思う。
ぼくは、その気持ちを、何より尊いと思う。
立ち上がれたかどうかより、
立ち上がりたいと思えたこと。
それがもう、前に進んだ証拠なんだよ。
まとめ|心が折れても、また立ち上がれるように

この世界に、「心が折れない人」なんて、いないと思う。
ただ──折れたあと、また立ち上がる方法を、少しずつ知ってる人がいるだけ。
ぼくも何度も折れて、
そのたびに、誰かの言葉に救われてきた。
そして、そういう言葉をノートに残すようになって、
いつか誰かに渡せたらいいな、って思うようになった。
今日、きみがここまで読んでくれたこと、
それ自体が、きみの中にまだ希望がある証拠だよ。

ブレイブ(Brave)
心が折れてもいい。
折れた場所に、光が射し込むこともある。
そしてまた、少しずつ、立ち上がっていける。
いっしょに、歩いていこう。
何度でも、君のペースで。